ジメジメとした季節になりましたね。大人は気分が晴れない・・・なんてこともありますが、子ども達はそんなのへっちゃらと言わんばかり。お迎えの時に水たまりを見つけると長靴で大きくジャンプ!楽しそうに泥水を遠くまで跳ね飛ばしている元気な光景をよく見かけます。
さて湿度の高いこの時期は汗疹(あせも)や伝染性軟属腫(水イボ)、カンジタ皮膚炎などの皮膚の病院が流行します。子ども達は大人と汗腺の数が同じであるにも関わらず、身体全体の皮膚面積が大人より小さい為、より狭い範囲でたくさんの汗をかきます。その為、こまめに汗を拭いたり、シャワーを浴びて清潔にし、皮膚トラブルを予防することが大切になります。
★汗疹(あせも)
汗の出る穴が詰まり、皮膚の内側に汗が溜まって炎症が起こる症状で、細かく赤い発疹が出ます。普段から衣服は綿100%などの吸湿性・通気性の高い衣服を選びましょう。かゆみがある時は冷たいタオルで冷やすなどして、なるべく掻かないようにしましょう。また汗疹の面積が広い場合やかゆみが強い時は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
★伝染性軟属腫(水いぼ)
伝染性軟属腫ウイルスに感染して起こります。通常のいぼと違い、表面に光沢があり、少しかたく、中央部分がへこんでいます。痛みや痒みはないのでsyが、アトピー性皮膚炎や汗疹の肌に起こりやすく、その場合はかゆみを伴います。かき壊すといぼがつぶれ、中のウイルスが指先につき、そこから次々と別の場所に広がっていきます。
自然治癒はしますが、1年程かかる為、皮膚科を受診した方が治りは早くなります。皮膚科での処置は、麻酔テープを貼り1時間経ってから一つひとつピンセットでつまみ取る方法が主流です。数が増えると子どもにとっても負担となるので、放っておかず早めに受診する方が良いでしょう。また、爪は短く切って清潔にし、患部をかかないように子どもに説明します。当園では皮膚科での処置が済み水いぼが消滅するまで、スイミング教室への参加は控えてもらっています。
★カンジダ皮膚炎
カンジタという真菌(カビ)に感染して起こります。温かくて湿度の高いオムツの中や皮膚のすれやすい股や脇の下、背中などに発症します。一見おむつかぶれのような症状ですが、カンジタは抗真菌薬を塗らないと治りません。おむつかぶれ用の薬を塗るとかえって悪化する場合もあります。おむつかぶれのような症状が長引いていると感じたら自己判断はせず、すぐに皮膚科を受診しましょう。
~お知らせ~
・7/4(木) 当園嘱託医による内科検診を実施しました。
・6/13(木)・6/17(月)・6/18(火)・7/10(水) 職員向けの
吐物処理学習会を実施しました。
・7/25(木)・7/26(金) 3・4・5歳児向けのうがい学習会を
実施する予定です。
・7/31(水) 当園嘱託歯科医による歯磨き指導を実施する予定です。
(今回は歯ブラシ持参の必要はありません)
~お気軽にご相談ください~
釧路あさひ認定こども園では地域で子育てに励んでおられるお父さん、お母さんや
おじいちゃん、おばあちゃんからのご質問対し、常駐の看護師が電話にてアドバイ
スをさせて頂いております。日々のお子様の成長を願い、少しでもお役に立てればと
考えておりますのでどんなに小さな事でもどうぞお気軽にご連絡下さい。
時間 月曜日~金曜日 9:00~16:30
電話 25-2301