看護師からのひとこと

 

看護師からのお知らせ

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3歳をすぎたら子どもに伝えたいこと
2025-06-30
生まれながらにある自分のからだすべてが、自分という存在を作り上げています。自分のからだのつくりを知り、名前を子どもと一緒に確かめてみることは、自分のからだを好きになるきっかけとなります。これは性教育の第一歩、となります。
 
◇からだの部位のなまえ
  頭・首・肩・腕・肘・手首・手・胸・おなか・背中・おしり・おまた・おちんちん・太もも・すね・足首・かかと・足の裏・つま先など、からだにはそれぞれ名前があって、その一つひとつの部分にたいせつないのちが宿っています。からだのつくりは人それぞれみんな違っていて、頭の形・手の形・性器の形・・・どこを見ても、同じ人はいません。顔やからだのつくりは、みんな違ってみんな特別のもの。その人のよさを決めるものではありません。
 
◇からだの名前を知っているといいことがある
 からだの部分の名前を知っていると、ケガをしたり、痛かったり、かゆかったり、いつもとちがう症状が出たときに、伝えやすくなります。
 
◇子どものからだはすべてその子のもの
 人と触れ合うことはとても素敵なことです。ただ、誰でもいつでもそう思うとはかぎりません。相手を大切に思うなら、触れ合う前に相手の気持ちを確かめることが必要です。自分のからだは自分のもの。お父さんやお母さんのものでも、ありま
せん。自分が触れられて少しでもイヤと感じた場合は、相手が誰であってもイヤと言っていいし、その場を離れてもいいの
です。自分のからだのことは、いつ、誰が、どのように触ったりするかは、自分で決めていいのです。自分のからだは、自分
だけの大切なからだ、ということを子どもに教えてあげてください。
 
◇プライベートパーツはなぜ大切なのか
 プライベートパーツとは、口・胸・性器・肛門を指すことが多いです。やわらかくて、傷つきやすく、からだの内側に直接
つながっているので、口以外は下着で守っています。
 からだは全部清潔に保つことが大切ですが、とくに性器や肛門は自分できれいに洗えるように、教えてあげる必要があります。
 男の子はおちんちんの皮をからだの方にひいて、お湯をかけて洗います。陰嚢は石けんで洗います。女の子はおしっこの出口のまわりのひだをひろげてお湯で流します。男の子も女の子も、肛門のまわりは石けんで洗います。
 オムツでかくれている部分は、その子のプライベートパーツです。必ず、「おしっこが出ていないか見せてね」と声をかけてから、からだの部分に触れましょう。
 トイレに座っている子どもに、「出たのー?」といきなり扉を開けて聞くのはどうでしょうか?自分のプライベートパーツを露出し、排泄と向き合っている子どもの、プライベートな時間・空間に、私たちは勝手に入り込むことはできません。羞恥心が芽生えるのは3歳ごろからですが、トイレトレーニングを始めたばかりの子どもにも、まずは扉の外から「入っていいかい?」と子どもに声をかける習慣を、大人が持ちましょう。
 
 
※写真は園内で実施した心肺蘇生研修の様子です。様々な分野での職員研修を行っております。
 
 
~お気軽にご相談ください~
 
 
釧路あさひ認定こども園では地域で子育てに励んでおられるお父さん、お母さんやおじいちゃん、おばあちゃんからのご質問に対し、常駐の看護師が電話にてアドバイスをさせて頂いております。日々のお子様の成長を願い、少しでもお役に立てればと考えておりますのでどんなに小さな事でもどうぞお気軽にご連絡下さい。
 
 

時間 月曜日~金曜日 9:00~16:30
電話 25-2301
 
世界一寝ていない国・・・それは日本!!
2025-04-05
睡眠は、子どもの身体や脳、心の成長に大きな影響を与えます。ですが、近年の子どもは幼少期から習い事などで
忙しく、またスマートフォンを夜遅くまで見たりと、睡眠時間の確保が難しくなってきている、という現実があります。
 大切な成長期、子どもの睡眠の「量」と「質」を変えるにはどうすればよいでしょうか?
 
◇大人も子どもも、日本は世界一寝ていない国
 OECD(経済協力開発機構)が2021年に発表したデータによると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で加盟30か国の中でも日本は最下位でした。これは、平均より1時間少ないそうです。子どもを対象とした調査でも、
日本人の平日の睡眠時間は、ヨーロッパ諸国と比べて1~2時間も少ないという結果が出ています。
 
◇脳の海馬の体積と子どもの睡眠時間は比例する
 睡眠は成長を促すだけでなく、記憶を固定する働きがあることが分かっています。記憶をつかさどっているのは脳の海馬という場所です。勉強をしたあとにたっぷり睡眠をとった場合と、とらなかった場合を比べると、平均記憶量に約5倍もの差が出たという研究報告があります。
 
◇睡眠は免疫機能を高める
 ウイルスや細菌に対する抵抗力を免疫力と言います。免疫力は睡眠中に維持・強化され、疲れをとったり、風邪などの病気の予防に役立ちます。万が一風邪を引いてしまった場合も、身体が本来持っている免疫力を発揮するためには、
余分な体力の消耗を避けるため、充分な睡眠は欠かせません。
 
◇スマートフォンの光と子どもの体内時計
 私たちの生活リズムを生み出す体内時計には、秒単位のものから年単位のものまでさまざまな種類があります。とりわけ生活習慣や健康とのかかわりが深いのが「概日リズム(サーカディアンリズム)」。朝日に含まれる青い光が、体内時計を24時間周期に合わせてくれます。
 しかし現代の子どもの多くは、本来休息すべき夕方から夜にかけて、スマートフォンの液晶画面を見る機会が増えています。ブルーライトの強い光を見ることは、朝日と同じような光を夜にも浴びることになり、体内時計が狂ってしまいます。
 
◇親子で一緒に取り組む「睡眠の量と質が改善されるたった3つのこと」
 ・毎朝、決まった時間に起きましょう。
 ・毎日、朝ごはん(糖質・たんぱく質)を食べましょう。
 ・スマートフォンを見るのは寝る1時間前までにしましょう。
 
~お知らせ~
・保健係で作成した壁新聞「はやねはやおきはなぜひつようなの?」「はやねはやおきがんばろう」を1Fホールに掲示 しています。今回の記事とあわせてぜひご覧ください。
 
~お気軽にご相談ください~
 
 
釧路あさひ認定こども園では地域で子育てに励んでおられるお父さん、お母さんやおじいちゃん、おばあちゃんからのご質問に対し、
常駐の看護師が電話にてアドバイスをさせて頂いております。日々のお子様の成長を願い、少しでもお役に立てればと考えておりますので
どんなに小さな事でもどうぞお気軽にご連絡下さい。
 
 

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あかちゃんの帽子
2024-12-27
生まれたばかりの赤ちゃんが帽子をかぶってすやすやと眠っている姿、とっても愛おしくなりますよね。なぜ生まれたての
赤ちゃんは帽子をかぶっているのでしょうか?
 
◇赤ちゃんは体温調節が上手にできない
 赤ちゃんの身体は外気温に左右されやすく、何にも覆われていないと頭からどんどん熱が逃げていきます。そのため、
体温が奪われてしまい、冷えてしまいます。室内でも帽子をかぶせることで、頭から保温することができ、赤ちゃんは温かく過ごすことができます。
 厳しい冬を迎えるここ釧路では、室内と屋外との温度差が大きく、赤ちゃんとのお出かけには注意が必要です。    赤ちゃんにとって慣れていない外気温であるうえ、抱っこする大人も足元がすべりやすくなっているため、念のためにも帽子をかぶせて外出すると安心です。
 また春先から夏にかけては、日差しが強くなります。紫外線や熱中症対策としても帽子をかぶせましょう。
 
◇赤ちゃんの頭は柔らかい
 赤ちゃんはお母さんの産道を通って生まれてきます。そのとき赤ちゃんは頭の大きさを変えながら、狭いところでは小さく できるように調節するのです。そのため、頭の骨と骨の間にすき間があり、この部分は大泉門と呼ばれています。頭のてっぺんにやさしく触れてみましょう。ペコペコしたくぼみに触れるのが大泉門です。脈拍にあわせて拍動していて、とてもデリケートな場所です。その大泉門が閉じるのは1歳半から2歳頃。それまで帽子をかぶせることは、赤ちゃんの大切な脳を守る役割があります。
 
◇赤ちゃんにはどんな帽子がおすすめ?
 赤ちゃんの頭はあっという間に大きくなっていくので、+2cmくらい大きめの帽子を用意しましょう。頭位の測り方は、  メジャーを用いておでこの真ん中→耳の付け根→後頭部を一周して計測します。
・新生児~生後3か月・・・・・・40~42cm
・生後3か月~生後6か月・・42~44cm
・生後6か月~1歳・・・・・・・・44~46cm
 
赤ちゃんの肌はとってもデリケート。見た目の可愛さだけで選んでしまうのではなく、アレルギー症状の出にくい素材か
どうかを確認し、肌に優しいコットン100%のものを選びましょう。ウールはチクチクしていて赤ちゃんには不向きです。
また毛糸にはアクリルなどの化学繊維が含まれていることがありますので注意しましょう。コットン100%の毛糸もあります。
 
~お知らせ~
・1/31(金) 嘱託歯科医による保護者向けの『仕上げ磨きのおはなし』があります(0歳児クラス対象)。
 
 
~お気軽にご相談ください~
 
 
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時間 月曜日~金曜日 9:00~16:30
電話 25-2301
 
 
スマホは子育て必須アイテムのいまだからこそ
2024-08-16
レストランで、病院の待合室で、小さなお子さんがじーっとスマホをのぞき込む姿を見かけることは、今では珍しくなくなりました。子育ての必須アイテムになりつつあるスマホ。「子どもが好きだから」「子どもが静かに見ているから」と、つい与えてしまうパパやママも多いかもしれません。
スマホをのぞいている時、子どもの瞳にはどんなことが起こっているのでしょうか?
 
スマホと目の距離
 スマホには子どもたちの興味を引く動画やコンテンツがいっぱい。見始めるとつい夢中になり、いつの間にかスマホに顔を近づけすぎてしまいます。スマホを至近距離で長時間見続けていると、左眼・右眼のどちらか、または両方の眼球が内側により、「スマホ急性内斜視」という状態を招きます。「スマホ急性内斜視」はモノが二重に見えたり、放置すると両方の目を使ってものを見ることができなくなることがあります。
 スマホを見るときは、スマホから目までの距離を30cm以上離すことが大切です。スマホをお子さんに持たせっぱなしに
すると、どんどんスマホにお顔が近づいてしまいます。お子さんにスマホを見せるときは時々そばについて見守り、スマホから目までの距離を保つことが大切です。
 
生まれてから小学校に上がるまでの間に、視力は発達します
 生まれたての赤ちゃんの視力は未完成です。最初は明るい・暗い、くらいしか分かりません。視力は、たくさんのものを見て、視神経が刺激を受けることで発達していきます。ですから乳幼児期は目の発達にとってとても大切な期間と言えます。
 
◇「スマホ弱視」にならないために
 「弱視」とは、幼児期の目のトラブルにより視力がうまく発達しなかった状態のことを指します。スマホの見過ぎによって起こった「スマホ内斜視」が影響して「弱視」になることがあります。「弱視」なると、後に視力障害を引き起こす可能性があります。また、眼鏡やコンタクトレンズでは矯正できない場合もあります。
 「スマホ弱視」にならないためには、なるべくスマホを見る時間を少なくすることです。気晴らしにちょっとの時間見せているくらいならいいかもしれませんが、スマホ以外でも興味の持てる楽しみをほかに何か見つけてあげるとよいでしょう。
また、スマホは30分見たらいったん見るのをやめ、目を休めるようにし、「スマホ弱視」を防ぎましょう。
 
~お知らせ~
・8/22(木)10:00~ 嘱託歯科医による第1回目歯みがき指導があります(3・4・5歳児クラス対象)。
 ※今回はご家庭からの歯ブラシのご持参はございません。
 
 
~お気軽にご相談ください~
 
 
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『赤ちゃんの寝かしつけ』
2024-03-09
夜中に子どもが泣き始めると、それに合わせて何度も起きて抱っこをしたり、授乳をしたり・・・。朝になる頃にはヘトヘトになっている、なんてことありませんか?
今回は赤ちゃんもママも朝までぐっすり眠れるようになる方法をご紹介します。
 
「抱っこしないと寝ない」「おっぱいをあげながらじゃないと寝ない」は本当?
 泣き始めたからとすぐに抱っこや授乳をしてしまうと、赤ちゃんは「抱っこ=眠る」「おっぱい=眠る」、すなわち「眠るときには抱っこやおっぱいがないと眠れない」、と誤学習をしてしまいます。こうなると、泣くたびに抱っこや授乳をしなければ、赤ちゃんは眠らないようになります。むしろ、抱き上げられたりすることで、赤ちゃんは眠りにくくなってしまいます。それとは反対に、夜泣きをしても抱っこもおっぱいもなければ、赤ちゃんは「何もない=眠る」という学習をします。「これがあれば眠るとき安心するのでは?」と大人が与える、おしゃぶりやお気に入りのブランケットなどについても同じことが言えます。
 
赤ちゃんの「眠る力」を見守ろう
赤ちゃんはパパやママとのスキンシップを通じて、日々いろいろなことを学んでいます。そのひとつが「眠る」こと。赤ちゃんの一日の活動は、睡眠が多くの時間を占めますが、まだ睡眠サイクルがととのっておらず、何度かに分けて眠ります。眠っている間に突然泣くことも多いのですが、必ずしも「夜泣き=何かあった」というわけではないのです。お腹が空いているわけでもなく、おむつが汚れているわけでもなく、体調が悪くないことが確認できたら、泣いていてもすぐには抱っこをせず、赤ちゃんが自分で眠る力をつけられるように見守りましょう。
 
「見守り放置」は「育児放棄」ではありません
 大泣きしていても抱っこしたい気持ちをグッとおさえて、手を差し伸べずに見守ってみましょう。まずは5~10分間静かに見守り、それでも泣き止まない場合は、胸をトントンしたりして眠気が訪れるのを待ちましょう。赤ちゃんが自力で眠れるのを見守る、これが「見守り放置」の寝かしつけです。
 海外では、我が子の眠っている姿をモニターで確認するのが主流です。ですが、決して育児放棄をしているわけではないのです。寝る前までたくさんスキンシップをとり、たっぷりの愛情をかけてあげていれば、「見守り放置」の寝かしつけの方法を育児放棄とは 考えません。「見守り放置=愛情あふれる親の我慢」です。長い目で見れば、「これがないと眠れない」より、「自分で眠る」ほうが、赤ちゃんにとっても良いことになります。
 
良い睡眠リズムをつくるには
  前夜に見守り放置の寝かしつけを頑張った赤ちゃんでも、毎朝同じ時間に起こしましょう。日中にたくさんスキンシップをとり、夜には自然と眠りが訪れるようにリズムをととのえてあげると、いつの間にか自分で眠るのが上手になっていきます。
 
~お知らせ~
・1/25(木)・2/8(木)当園嘱託歯科医による3・4・5歳児対象の歯磨き指導を実施しました。(写真)
 
  今年度も、保護者の皆様にはたくさんのご協力を頂きありがとうございました。これからも保護者の皆様のご理解のもと、大切なお子さまの健康管理に尽力していきますので、どうぞよろしくお願いします。
 
 

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