釧路も少しずつ温かくなり、すっかり雪が解けて柔らかな春の日差しを感じる様になりました。当園でも4月から進学・進級に向け、子ども達のワクワクした様子が見られています。
ライオン組の保護者の皆様、ご卒園おめでとうございます。心も身体も大きく成長したお子さま方、きっとこれから小学校でたくさんの事を経験し、ますます立派になることでしょう。私たちも楽しみにしております。
今月のテーマは『靴選びのポイント』です。
進学・進級に合わせ、この時期にお子さまに新しい靴を、とお考えの保護者の方も多いかと思います。子どもの足は非常にデリケートと言われています。最近、「土踏まずのアーチ」が形成されていない偏平足の子どもが増えていますが、その原因の一つに❝靴の選び方の間違い❞があります。足に合っていない靴を履いていると、姿勢も悪くなり、そのまま骨格が形成されてしまうので、足に合った靴を選び、思い切り遊ばせてあげましょう。
★甲の高さと幅は合っていますか?
足に合わせて調整出来る、マジックテープの付いた靴などが良いでしょう。出来れば足首を覆うことの出来るハイカット
シューズがおすすめです。
★つま先にゆとりがあり、少し反り上がっていますか?
目安は、かかとに子どもの指が1本入る程度です。子どもはよくつまずくので、つま先が少し反り上がっているものを選び
ましょう。また、足の指先は自由に動いた方がいいので、指先は柔らかく折れるものが良いです。
★靴底は硬すぎず、適度な弾力性はありますか?
適度な弾力性は、衝撃をやわらげます。靴底も曲がるものを選びましょう。
★かかとは硬く、しっかりしていますか?
かかと部分をしっかり支えることで、安定した歩行ができます。かかとが簡単にねじれてしまう場合は、柔らかすぎと言え
ます。
★素材は吸放湿性に優れていますか?
子どもは動きが活発なので汗をたくさんかき、靴の中も汗で蒸れやすくなります。水分を吸収し、乾燥しやすい素材を選び
ましょう。
★おさがりの靴はNGです。
おさがりの靴には、以前その靴を履いていた子の歩き方のクセがついてしまっているため、かかとがすり減っていたり、靴
自体が傾いてしまっている事があります。前の持ち主のクセはその子の身体を傷め、正しい筋肉がつかなくなることもあり
ます。特に、歩き始めの子どもは、今まで使ったことのない筋肉を初めて使うという、大切な時期です。兄弟間での靴のお
さがりは、遺伝的なクセを強めることになるため、避けるべきでしょう。
★すぐに大きくなるからと、大きめの靴を与えていませんか?
せっかく硬い見た目の靴を選んでも、サイズが大きかったら、柔らかい子どもの足の骨はゆがみ、歩きやすい方向に曲がっ
ていきます。今の成長に合ったサイズ・形の靴を選んであげることは、身体の安定性を育てるためにとっても重要な、大人
の役割だと言えます。
★左右の足の大きさが違う子がたくさんいる、というのを知っていますか?
ドイツなどでは、サイズの違う靴を片方ずつ購入する事ができますが、日本ではなかなか難しいのが現状です。左右の足の
大きさが違う場合には、大きい方のサイズに合わせて購入し、小さい方の靴に中敷きを敷いて調整しましょう。
~お気軽にご相談ください~
釧路あさひ認定こども園では地域で子育てに励んでおられるお父さん、お母さんやおじいちゃん、おばあちゃんからのご質問に対し、常駐の看護師が電話にてアドバイスをさせて頂いております。日々のお子様の成長を願い、少しでもお役に立てればと考えておりますのでどんなに小さな事でもどうぞお気軽にご連絡下さい。
時間 月曜日~金曜日 9:00~16:30
電話 25-2301