パパママとお子さんが、スキンシップを楽しむバスタイム。親子でゆったりとした気持ちになる大切な時間、となるはず。ところが、お子さんが
嫌がって髪の毛を洗わせてくれないと、じっとしてくれないのを必死に洗い終えようと、親はイライラ&ガミガミ、汗だくに・・・。
今回はシャンプーを嫌がる原因を探り、泣かないでシャンプーができるようになるコツをご紹介します。
◇シャンプーを嫌がる原因と対策
シャワーの温度
子どもの皮膚の感覚は非常に敏感です。大人にとってちょうどよくても、子どもには熱く感じる場合があります。38~40℃(もしくはそれ
よりも低めの37~38℃)が目安となります。まずは子どもにかける前に触って確認しましょう。
シャワーの水圧
まずは、びっくりしないように「お湯がかかるよ~」と声を掛けてからスタート。乾いた髪の毛にいきなりシャワーをするよりは、手でお湯をかけ
てあげると刺激が少なくて済みます。少し濡れたところで優しく、そして弱めに、顔にお湯がかからないように注意してシャワーのお湯をかけて
あげると、恐怖心を取り除くことができます。
また、ガーゼでシャワーヘッドをくるむと、水圧が優しいあたりになります。そしてシャワーヘッドを頭皮に添わせるように当てると、水しぶきが
上がりにくくなります。
シャワーの音
音に敏感なお子さんは、お風呂場での音の反響を強く感じてしまい、大人が思っている以上にシャワーの音が大きく聞こえてしまうようで
す。そんなときは、まずシャワーの音だけを聞かせ、「大丈夫だよ。あったかいよ。触ってごらん。」と静かに声を掛けてあげると、落ち着くことが
あります。またパパママの歌を聞かせながらシャワーをかけると安心し、気がまぎれることがあります。
体勢が苦しい
姿勢が不安定だったり、何も見えない状態を怖く感じてしまうと、シャンプーを嫌がるかもしれません。月齢や体格によって安定する体勢は人それぞれなので、お子さんの成長に合わせて一番安心できる姿勢で洗ってあげるとよいと思います。
・首が座っていれば、膝の上で仰向けにし、寝かせて洗うことができます。この方法は、髪を洗い流すときに顔にお湯がかかりにくく、また
お子さんからパパママのお顔が見えるので安心できます。
・向かい合いの抱っこの姿勢で上を向かせる方法は、胸と胸が密着するようにすると、お子さんが安心できます。その時、胸を使ってお子さんの顔を上手に覆うと、お湯がかからずに済みます。首の後ろを腕や膝で支えてあげると、さらにお子さんへの負担が少なくなります。
・立ったまま、もしくは座っているお子さんに下を向かせ、タオルで顔を押さえてもらい、上からシャワーをかける方法は、初めは怖がるかもしれませんが、慣れると平気になるようです。
顔に水がかかる、鼻に水が入る
子どもは、鼻や口が濡れると息ができなくなるため怖がります。慣れるまでは顔にお湯がかからないようにしてあげましょう。シャンプーハットはすき間があるとお湯が顔に流れてしまい、意味がありません。お子さんの頭のサイズにぴったりのものを選びましょう。
目をつむるのが怖い
何も見えなくなると怖がるお子さんもいます。タオルで顔を覆うと息苦しく、真っ暗で何が起こるかわからず不安になる場合があります。
タオルが必要かどうかお子さん自身に選ばせると、「いらない」というかもしれません。
シャンプーが目にしみる
シャンプーが目にしみて嫌がるお子さんには、ベビー用・幼児用の“目にしみないシャンプー”や“目にしみにくいシャンプー”があります。ただし、“目にしみないシャンプー”は、目に入っても気が付かず角膜を傷つけることがあるため、注意が必要です。
シャンプーの力加減
ゴシゴシ洗ったり、爪がのびていたりすると、痛みを感じてしまいます。お子さんのシャンプーをするときは、指の腹で優しく小刻みにマッサージするイメージで洗いましょう。オシャレで爪をのばしているママは、頭皮を傷つけないように、シャンプーブラシを利用するのもおすすめです。
お風呂の時間が遅い
眠たい時間にお風呂だと、ぐずってシャンプーを嫌がることも。お風呂→夕食→就寝と、順序を変えてみるのも一つの手かもしれません。
~お気軽にご相談ください~
釧路あさひ認定こども園では地域で子育てに励んでおられるお父さん、お母さんやおじいちゃん、おばあちゃんからのご質問に対し、
常駐の看護師が電話にてアドバイスをさせて頂いております。日々のお子様の成長を願い、少しでもお役に立てればと考えておりますので
どんなに小さな事でもどうぞお気軽にご連絡下さい。
時間 月曜日~金曜日 9:00~16:30
電話 25-2301