生まれながらにある自分のからだすべてが、自分という存在を作り上げています。自分のからだのつくりを知り、名前を子どもと一緒に確かめてみることは、自分のからだを好きになるきっかけとなります。これは性教育の第一歩、となります。
◇からだの部位のなまえ
頭・首・肩・腕・肘・手首・手・胸・おなか・背中・おしり・おまた・おちんちん・太もも・すね・足首・かかと・足の裏・つま先など、からだにはそれぞれ名前があって、その一つひとつの部分にたいせつないのちが宿っています。からだのつくりは人それぞれみんな違っていて、頭の形・手の形・性器の形・・・どこを見ても、同じ人はいません。顔やからだのつくりは、みんな違ってみんな特別のもの。その人のよさを決めるものではありません。
◇からだの名前を知っているといいことがある
からだの部分の名前を知っていると、ケガをしたり、痛かったり、かゆかったり、いつもとちがう症状が出たときに、伝えやすくなります。
◇子どものからだはすべてその子のもの
人と触れ合うことはとても素敵なことです。ただ、誰でもいつでもそう思うとはかぎりません。相手を大切に思うなら、触れ合う前に相手の気持ちを確かめることが必要です。自分のからだは自分のもの。お父さんやお母さんのものでも、ありま
せん。自分が触れられて少しでもイヤと感じた場合は、相手が誰であってもイヤと言っていいし、その場を離れてもいいの
です。自分のからだのことは、いつ、誰が、どのように触ったりするかは、自分で決めていいのです。自分のからだは、自分
だけの大切なからだ、ということを子どもに教えてあげてください。
◇プライベートパーツはなぜ大切なのか
プライベートパーツとは、口・胸・性器・肛門を指すことが多いです。やわらかくて、傷つきやすく、からだの内側に直接
つながっているので、口以外は下着で守っています。
からだは全部清潔に保つことが大切ですが、とくに性器や肛門は自分できれいに洗えるように、教えてあげる必要があります。
男の子はおちんちんの皮をからだの方にひいて、お湯をかけて洗います。陰嚢は石けんで洗います。女の子はおしっこの出口のまわりのひだをひろげてお湯で流します。男の子も女の子も、肛門のまわりは石けんで洗います。
オムツでかくれている部分は、その子のプライベートパーツです。必ず、「おしっこが出ていないか見せてね」と声をかけてから、からだの部分に触れましょう。
トイレに座っている子どもに、「出たのー?」といきなり扉を開けて聞くのはどうでしょうか?自分のプライベートパーツを露出し、排泄と向き合っている子どもの、プライベートな時間・空間に、私たちは勝手に入り込むことはできません。羞恥心が芽生えるのは3歳ごろからですが、トイレトレーニングを始めたばかりの子どもにも、まずは扉の外から「入っていいかい?」と子どもに声をかける習慣を、大人が持ちましょう。
※写真は園内で実施した心肺蘇生研修の様子です。様々な分野での職員研修を行っております。
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